すなわち最大致死率ニパーセントという数値です。
さて、ここで簡単な計算をしていただきましょう。
致死率とは患者の中で死亡した者の占める割合です。
すなわちスペイン・インフルエンザなら、患者数が六億人で死亡者数は四〇〇〇万人ですから、六・七パーセントになります。
あれ? おかしいですね。
これは先ほどのニパーセントという数値の三倍以上になっています。
どちらかが間違っているのでしょうか。
実は、このニパーセントという数値は先進国を中心にした致死率で、途上国ではI〇パーセント近くになる国もあったようです。
これを世界的に平均すると六パーセント以上の致死率になるわけです。
このようにスペイン・インフルエンザの致死率は国によって異なっていましたが、それはウイルスの毒性が違っていたからではありません。
人間の側に問題があったからです。
すなわち、その国に住む人々の栄養状態が劣っていたり、医療機関が整備されていなかったりすると、同じ毒性のウイルスでも致死率が高くなります。
そして、このように国によって致死率が違うという現象は、今回の新型インフルエンザ09でもおこりうることなのです。
第二波でも09型ウイルスが当初のままの弱い毒性を維持すれば、先進国での致死率は季節性インフルエンザとほぼ同じ数値になるでしょう。
しかし、一部の途上国では、先進国に比べて多数の患者が発生するだけでなく、もっと高い致死率になることが予想されます。
途上国で新型対策が困難な理由 第七章でもふれましたが、途上国の中には新型インフルエンザ対策がとられていない国が少なくおりません。
これは財政的な問題もありますが、もっと優先しなければならない健康問題が山ほどあるからです。
たとえば結核やマラリアなどの感染症は、今でも途上国で死因の上位を占めています。
途上国政府はこうした日常的な死をもたらす感染症対策にかかりきりで、新型インフルエンザにまで于が回らないというのが実情です。
筆者も途上国をたびたび訪問していますが、現地の人々と話をすると、こうした状況を肌で感じることができます。
たとえば、数年前に東南アジアの病院を訪れ九時、現地の医者と新型インフルエンザ対策について意見交換をしました。
筆者はその危機が近づいており、早急に対策を立てることが必要であると力説したのですが、意外な答えが返ってきました。
この国では新型インフルエンザよりも、毎年流行するマラリアのほうが人々の関心は高いのです。
私の国ではこの病気で毎年、何十万人という人が命を落としています。
将来のことも大切ですが、目の前の健康問題から片付けなければなりません」 その言葉に筆者は、ただうなずくだけでした。
そもそも熱帯地方に暮らす人々にとって、インフルエンザという病気はあまり関心が高くないようです。
前にも紹介したように、熱帯地方でも雨季になるとインフルエンザが流行しますが、温帯のように大流行することはありません。
また、マラリアや結核などの感染症の陰に隠れてしまい、それがこの病気の存在感をさらに軽くしています。
このため、一般の国民はその予防法についてもあまり知りません。
このように途上国では、新型インフルエンザの対策が遅れているだけでなく、国民の関心も低いといった状況になります。
こうした中、新型インフルエンザが流行したら大流行になることは明らかです。
その結果、多くの患者が発生し、医療機関は大混乱に陥るでしょう。
そして医療の崩壊や抗インフルエンザ薬の枯渇などにより、死亡者数が増える可能性があります。
WHOの支援策とは WHOは二〇〇二年に世界インフルエンザ計画を策定し、各国が自分たちの力で新型インフルエンザ対策を整備するよう呼びかけてきました。
これに応じて、日本や米国などでは新型対策が急ピッチで進められてきましたが、途上国の中にはほとんど手が付けられていない国も少なくありません。
こうした中、二〇〇九年二月より新型インフルエンザの流行が始まりました。
そこでWHOは、五月初旬に途上国でもとくに対策の遅れている国々に向けて、WHOの備蓄している抗インフルエンザ薬の提供を行いました。
また五月中旬には世界のワクチンメーカーを集めて会議を開催し、途上国に新型のワクチンを提供するように要請しました。
先進国の支援が望めないことから、WHOが直々に頭を下げてお願いをしているといった状況です。
また、WHOは抗インフルエンザ薬の使用に関するガイドラインを八月下旬に発表し、治療の対象者として、ハイリスク者や重症患者を優先すべきとの見解を示しました。
これは、薬の濫用による耐性ウイルスの出現を抑えたいという意図もありますが、限られた量の薬を、途上国で効率的に使用するための対応でもあります。
こうした薬剤やワクチンに関する支援以外にも、WHOは情報提供や対策構築のためのアドバイスを行っていますが、流行が始まった今となっては、それを急ピッチで進めなければなりません。
私たちにできる支援は こうした国々に対して、私たちもなんらかの支援をすることはできるのでしょうか。
その前に自分たちの対策を万全にしておく必要はありますが、そのうえで何かできるのかを考えてみまし まず一つは、抗インフルエンザ薬の濫用を避けることではないかと思います。
これは、余った薬を途上国に提供するという意味ではありません。
濫用による耐性ウイルスの出現を防ぐためです。
前にも紹介したように、日本は世界で最も抗インフルエンザ薬を消費する国です。
それは今までの季節性インフルエンザの治療で実証されてきました。
そして今回の新型の流行でも、日本が大量にこの薬を消費するものと世界の目は見ており、それが耐性ウイルスの出現につながることを危惧しています。
もしも薬の効かないウイルスが流行し始めたら、ただでさえ対策が遅れている国では、目もあてられないほどの大きな被害を生じることになるでしょう。
他種類に及ぶ医師 募集をご用意しております。
実用性を追求した医師 募集です。
医師 募集を余すとこなく分析しました。医師 募集で掴める掴める夢があります。
医師 募集の正体が明らかになります。
今始めるなら医師 募集です。
医師 転職の全てを網羅しています。
医師 転職の情報をお知らせします。
医師 転職で悩んでいませんか?芸能人のブログでも紹介されている医師 転職です。
医師 転職があれば全てが解決します。
医師 転職の総合検索サイトです。
アクセスが大変便利な医師 求人です。
医師 求人にうってつけの製品です。
医師 求人の付加価値を考察してみましょう。
あなたの夢を実現する医師 求人が満載です。
医師 求人ではさまざまな施術を受けることができます。
医師 求人のユーザーの声が届いています。